【終了しました】『意識を研ぎ澄ませる!【中級クラス】』4/22(日)

【終了しました】『意識を研ぎ澄ませる!【中級クラス】』4/22(日)

『意識を研ぎ澄ませる!【中級クラス】』4月22日(日)19:00~22:00

~“個人として物語を生きる”ための総集編!基礎演技スキルに磨きをかけませんか?~

『意識を研ぎ澄ませる』では、「見ること」「聴くこと」「感じること」など、“物語に生きる”ために必要な基礎演技スキルの精度を高める演技レッスンを行います。“個人として物語を生きる”ための総集編です!

 

●意識を研ぎ澄ませる●

~ステップ2~

【目を合わせるのではなく見ること】

シャドー

ミッション:「どこで・誰が・何を」。

概要:4人で「どこで・誰が・何を」を合意で決め、2つのサブチームに分かれる。このゲームは、一方のチームがもう一方のチームの影となり、自分が影を務めるプレイヤーに言葉をかけ続ける。ただし影は常に自分のプレイヤーに寄り添って静かに話し、相手のプレイヤーとその影に聞こえないようにする事。サブチームAがシーンを演じ、サブチームBが影となる。例えば寝室で夫婦が外出の身支度をしている。サブチームAがシーンを演ずる間、サブチームBの1人が夫の影となり、もう1人が妻の影となる。

夫の影「どうしてあいつはいつも鏡を独り占めするんだ?」「あいつの左頬にある茶色いシミが見えるか?」「おいおいおいおい、ズボンのチャック空いてるよ。上げてやったらどうだ?」

妻の影「あんなネクタイはさせないわ」「ああ、壁のお母さんの写真、ずれてる」など。

場所の言語化

パートⅠ

ミッション:「場所」を維持したまま、そこで起こる取り組みや目に映ること、問題などをすぐに言葉に表す事。

概要:2人以上で、プレイヤーは「どこで・誰が・何を」を合意で決めてステージに静かに座る。プレイヤーは座ったままで「どこで」で起こる全ての行動と他のプレイヤーとの関わりを言葉でナレーションし、仲間のナレーションはしない事。会話が必要な時はナレーションを中断して相手のプレイヤーに直接話しかける。ナレーションによる説明は、全て現在進行形で行うこと。例えば、

プレイヤー1「(私は)赤と白のエプロンを腰に巻き、テーブルの上にある布の表紙の料理の本にを伸ばす。(私は)テーブルについて本を開く。(私は)クッキーのページを開き、レシピを探しながら光沢のある白いページにさっと目を通す。『クッキーで良い?』。(私は)本を置いて立ち上がり、大きなボールを探しに食器棚に行く」

プレイヤー2「(私は)スクリーンドアを開けてキッチンに駆け込む。『私も作る』」など。

パートⅡ

ミッション:パートⅠで作った物的リアリティを維持する事。

概要:同じペアで行う。パートⅠで(座っている時に自分に働きかけてきた)フォーカスを理解したプレイヤーが、たった今説明した作業を実際に動いて演じてみる。今度は行動を言葉で説明せず、会話が必要な時だけ話す事にする。

吹き替え

ミッション:別々のプレイヤーの声と身体が一体となり、完全に1人の人間となってフォローザフォロアーをすること。

概要:4人グループで「どこで・誰が・何を」を決め、ステージ上で動作を演じるサブチームAと声を吹き替えるサブチームBに分かれる。声を担当するプレイヤーはステージがよく見える位置に座り、ステージ上の作業を対話に反映していく。動作を演じるプレイヤーは、声を出さずに唇だけを動かしてフォローザフォロアーをする。暫くしたら声と身体を交代し、同じ「どこで・誰が・何を」を続けるか、新たな設定を決めて始める。

1人シャドー

ミッション:無言で自分の影をする事。

概要:何人でも。メンバーで「どこで・誰が・何を」を合意で決めてシーンを演じる。各自仲間のプレイヤーと会話を続けながら、声に出さずに自分の影をする。しばしば明らかな客観性が得られる。

など。