
【終了しました】『身体表現【中級クラス】』2/4(日)
『身体表現【中級クラス】』2月4日(日)19:00~22:00
●全身を使った演技レッスン(身体表現)編●
~知らず知らずに表現に偏りが生まれていませんか?~
『全身を使った演技レッスン』では、頭の先から足先までの【全身】を【ひとつの単体】として捉えて活動する為のレッスンです。
●身体表現●
~ステップ2~
【全身で取り組むためのエクササイズ】
硬くした筋肉パートⅡ
ミッション:操り人形やおもちゃのように動く事。
概要:2人~10人のチームになり、全チームがおもちゃ屋を「場所」にしてプレイする。各チームはおもちゃ屋という設定の中で、「誰が・何を」を決める。プレイヤーは歩いたり喋ったりする人形やロボット、びっくり箱、おもちゃの兵隊、踊る熊、ぜんまい仕掛けのおもちゃなどになる。人間をおもちゃ屋の店員や客にして、「誰が」に含めてもいい。「何を」は、夜になるとおもちゃが生命を持ち始めたり、修理されたり、または掃除されたり売られたりすることにしてもいい。小さな子供達はこのエクササイズが大好きである。
例:権力を持った1人の男が、自分の命令に人形のように従う多数の人間を意のままに操る。人形師がショーをする。
硬くした筋肉パートⅢ
ミッション:機械のように動く事。
概要:2人以上で「どこで・誰が・何を」を合意で決め、機械と機会を操作する人間になる。
例:ゲームセンターのゲーム機で遊ぶ休暇中の水兵、科学者とロボット、数学者とコンピューター、お祖父さんの時計を修理している男。
●非演出的ブロッキング●
~ステップ1~
【エクササイズ】
没頭B
ミッション:相手と協力して作業を続ける間、それぞれの視点に完全に没頭しながら考えていることを言葉にする事。
概要:上級生と2人で「どこで・誰が・何を」を合意で決め、さらに作業の間に没頭して話す話題と、それぞれの視点を決める。作業(「何を」)は両者を完全に取り組ませるものでなければならない。例えばピクニックの準備や外出の為の着替えなど、シーンの間中2人が常にお互いの助けを必要とするものにする(ピクニックの場合なら、食料の準備や協力をして探し物をするなど)。プレイヤーは2人で決めた没頭する話題について、違う視点で話し続けながら、作業と会話を通してお互いと関わる事。つまり、共同で完全に従事する作業(身体)と、完全に没頭するもの(思考)を同時に維持しなければならないのだ。
2つのシーンのギブアンドテイクA.コーチの指示で行う
ミッション:ギブアンドテイクのタイミングを掴む為に、パートナーと一緒に聴き、そして聞く事。
概要:4人1組に分け、さらに2人1組のサブチームに分ける。ステージにテーブルを2つ置いて、サブチーム同士で座る。各チームで、お互いの関係と会話のテーマを決める。(例:サブチームAは別れ話をする夫婦、サブチームBは契約に合意しようとしている2人のビジネスマン)。エクササイズ中はどんなときでも相手チームと一切関りを持たず、各サブチームは個別のシーンとして作業する。
2つのサブチームが同時にシーンを始める。シーンが始まったら、教師/演出家が割って入って、サブチームAに「取って!」と声をかける。この合図でサブチームBはフォーカスからフェイドアウトし、フォーカス(フレームともいう)をサブチームAに譲らなければならない。言い換えれば、サブチームAが呼ばれたら彼らのシーンが(ちょうどカメラのクローズアップのように)ステージ上のフォーカスとなり、2人の話し声と問題を観客とシェアしなければならない。同時にサブチームBは声や観客の目に映るあらゆる作業をやめなければならない。しかし、フリーズしているわけではなく、フォーカスから抜けた後も2人の関係と問題を保っていなければならない。教師/演出家がサブチームBを呼んだら、2人はフォーカスに戻って、2人の声と問題を観客とシェアし、サブチームAがフォーカスから抜けて関係を維持したまま、声や目に映る作業を全てやめる。
例えばサブチームAが呼ばれたら、サブチームB(契約に合意しようとするビジネスマン)は会話や目に映る作業全てをやめるが、契約書を読み返したり、お互いを探るように見合ったりしながら関係を維持する。
サブチームBが呼ばれたらサブチームAは(夫婦が別れることを決めて)、怒りで互いに背を向けたり、涙を流したり、抱き合ったりするかもしれない。
など。