【終了しました】11/19(日)【基礎発展クラス】

【終了しました】11/19(日)【基礎発展クラス】

2017年11月19日(日)19:00~22:00

《内容(※進捗により異なる可能性あり)》

「前回参加者」▼

・表情筋の筋トレ及びアップ(表情筋、肩、胸、背中、股関節)

・呼吸初歩。

「初参加の方」▼

・フォーカスの認識。

・フォーカスの詳細及びゲームの注意事項説明

 

★GAME★【場所のリアリティを強める為のエクササイズ】

「始めと終わり」

◆パートⅠ

ミッション:「どこで、誰が、何を」(時間、天気、シーン背景、等)にフォーカスを向ける事。

概要:1人で簡単な「どこで、誰が、何を」(時間、天気、シーン背景、等)を設定して、無言でシーンを行う。例えば……

入るところを誰にも見られていない事を確かめるようにプレイヤーが登場し、部屋を見回す。タンスが目に入る。近づく。引き出しを2、3開けて洋服を物色する。素早くドアに戻って、誰もいない事を確認する。タンスに戻る。別の引き出しを2、3物色する。お目当ての物を見つける。コートのポケットに入れる。素早く鏡を見て身なりを整える。ドアから出て行く。

◆パートⅡ

ミッション:作業中のひとつひとつのビート(始めと終わり)を高めていく事を確認する事。

概要:次にプレイヤーはこの短いシーンを、連続した細かいシーン、つまり「ビート」に分けなければならない。各「ビート」つまり短いシーンは、それ自体で始まりと終わりを持っています。プレイヤーは各ビートの初めに「始まりの合図」をかけ、終わりに「終わりの合図」をかける。プレイヤーは各ビートにシーンを上乗せしていき、かつ、エネルギーを強めていく。例えば……

「始めの合図」プレイヤー登場。「終わりの合図」/「始めの合図」立ったまま誰もいないことを確かめてドアを閉める。「終わりの合図」/「始めの合図」立ったまま部屋を見渡し、タンスを見つけて近づく。「終わりの合図」etc――……。

◆パートⅢ

ミッション:シーンをできる限り早く行う事と、ディテールを全て維持する事。

概要:プレイヤーはパートⅠと同じように「始め」と「終わり」の合図を出さないでシーンを最後まで行うのだが、今度はディテールを維持したまま全てをできる限り早く行う。

こんな人におすすめ!:漠然としたお芝居から形を持ち生き生きと演じるきっかけに!

「思いを馳せる」※中級・上級レッスン※

ミッション:過去の出来事を見る事。

概要:1人で「シーン背景」のように2組の「どこで、誰が、何を」(時間、天気、シーン背景、等)を設定する。ひとつはステージ上の環境と作業に関するもので、もうひとつは過去の出来事の「どこで、誰が、何を」(時間、天気、シーン背景、等)である。シーンを通して言葉を使わずに熟考している事を観客に伝える。例えば…

・ステージ上

「どこで」~時代を感じさせる書斎。「誰が」~75歳の老人。「何を」~切手のコレクションの整理。

・過去の出来事

「どこで」~職場。「誰が」~同僚。「何を」~定年退職する自分の送別会。

こんな人にオススメ!:繊細で惹きつけられる演技技術に挑戦したい方に。

 

★GAME★【場所の問題を解決するための追加レッスン】

「特定の場所」

ミッション:物の扱いを通して特定の「場所」を伝える事。

概要:2人以上で行う。サイドコーチが全チームに同じ「一般環境」を出題する(例:ホテルの部屋、オフィス、教室など)。チームごとに「誰が、何を」を合意で決め、更により明確な「どこで」を決めて、シーンを展開しながらその場所を作り上げる。

※より明確な「どこで」の例…パリのホテルの部屋、病院のオフィス、ジャングルの中の病室、天国のオフィスなど。

こんな人にオススメ!:同じような環境にあきあきしている方!詳細な場所の違いを体験したい方におすすめです!

「アートギャラリー」

ミッション:身体的特徴(背が高い、太っている、小さいなど)を伝える事。

概要:2人で行う。「どこで、何を」~美術館で展示物を見ている。「誰が」はゲームをするうちに現れてくる。まず、Aがステージに座る。次にBがAの身体的特徴を決めて登場し、展示物を見ながら歩き回る。BはAの身体的特徴を何とかしてA本人に伝えなければならない。Aは自分の特徴が分かったら立ち上がり、それを維持したまま美術館の展示物を見て回ってから退場する。

こんな人にオススメ!:キャラクターの初期訓練!鋭い観察力を身につけるきっかけに!

「物を使って、『誰が』を伝える」

ミッション:物の扱い方を通して「誰」を伝える事。

概要:2人で行う。プレイヤーは「誰が」を示す物をひとつだけ合意で決め、それを使って作業をしながら、自分達が誰かを観客に伝える。例えば…

「誰が」~2人の物理学者、「物」~黒板。AとBがすぐ手前にある「物」を見ながら静かに座っている。Aが立ち上がって物に近づき、チョークを手に取り、明らかに長い方程式を書く。Bはそれを見ながら熟考し、Aは怪訝な表情を浮かべる。Bが立ち上がり新たな方程式を書き、Aに視線を送る。Aの表情が明るくなる。A「それだ!」

こんな人にオススメ!:作業(物の扱い)を通して「誰(職業、関係性)」を伝える初期レッスン。説明的な演技脱却のきっかけに!